小祝 首位発進、地元北海道地震も動揺なし 初Vでエール送る

[ 2018年9月7日 05:30 ]

女子ゴルフツアー 第51回日本女子プロゴルフ選手権大会コニカミノルタ杯第1日 ( 2018年9月6日    富山県射水市 小杉CC=6605ヤード、パー72 )

日本女子プロ第1日 5番、ティーショットを放つ小祝は5アンダーで首位タイ発進(撮影・井垣 忠夫)
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 北海道北広島市出身の小祝さくら(20=ニトリ)が67の好スコアをマークし、5アンダーで申ジエ(30=韓国)らとともに初日の首位に立った。2カ月ぶりのツアー復帰を果たした昨年の賞金女王・鈴木愛(24=セールスフォース)は首位に3打差の2アンダー、20位とまずまずのスタートを切った。

 いつものように淡々と小祝は18ホールを回ってきた。序盤の3番で5メートルのバーディーパットを沈めると一度もスコアを落とすことなく5バーディー。史上13人目となる公式戦でのツアー初優勝へ首位スタートを切った。

 「停電したくらいで大丈夫だったと聞きました。弟なんか揺れに気づかないで寝ていたみたいです」

 午前7時17分スタートのこの日は午前3時30分に起床。その直後、ツアー生活をともにする母・ひとみさんの携帯電話が鳴った。北広島市の家族からの無事を知らせる一報だった。プレー中、ひとみさんの携帯には被害の大きさを知らせる知人からのLINEやメールが相次いだが、心配させまいとする家族の気遣いもあって、動揺することなくゴルフに集中できた。

 5日には台風21号の来襲によりホームコース、札幌リージェントGCの施設が損壊するなどの被害を受けたばかり。そして、今回の地震。余震のことを考えると不安がよぎるが、今はプロゴルファーとして自分にできることだけを考えようと懸命に努めている。

 前週のゴルフ5レディースでは元世界ランク1位の申ジエにプレーオフの末に敗れた。今季3度目の2位。試合後の富山への移動の車中「負けたのが…」とプロ入り後初めて悔し涙を流した。

 首位を並走するのはその申ジエ。「できたらもう一回やってみたい。メチャ楽しかったから」。無邪気に元世界女王との再戦希望を口にする20歳の新鋭。女子プロ日本一のタイトルは故郷へのエールにもなる。

 ≪北海道出身3人目Vなるか≫北海道出身の公式戦優勝者は過去に2人。札幌市出身の吉川なよ子が79、87年日本女子オープン、80年LPGAツアーチャンピオンシップの3勝、恵庭市出身の谷福美が88年日本女子オープン、89年日本女子プロ選手権の2勝を挙げている。今大会で小祝が勝利すれば、北海道出身3人目の快挙となる。

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