新スタジアムこけら落としで珍事 女子第1シード初、ハレプ初戦敗退

[ 2018年8月28日 05:45 ]

テニス 全米オープン第1日 ( 2018年8月27日 )

 全米オープンで2番目に大きい「ルイ・アームストロング・スタジアム」は、今年から屋根付きとなって生まれ変わった。こけら落としの一戦は全仏女王で世界1位のハレプ(ルーマニア)と同44位のカネピ(エストニア)の女子シングルス1回戦。ハレプが2―6、4―6で敗れる波乱が起きた。女子の第1シード初戦敗退は、68年のオープン化以降では大会史上初の出来事となった。

 前哨戦のロジャーズ杯で優勝、ウエスタン・アンド・サザン・オープンは準優勝と好調のハレプは、全米前週の大会をアキレス腱痛のために棄権し、休養も取って臨んだはずだった。ところが昨年8強入りしているカネピの強打に押されて序盤からずるずると後退。第1セットをあっさり落とすと、第2セットも0―3から4―4に追いついたものの最後に突き放された。

 持ち前の動きの良さも見せられず「今日はバランスを欠いていた。ベストなプレーができず、コート上で強さが出てこなかった。負けはしたけど新スタジアムで最初に試合ができてよかった」と2年連続の初戦敗退を淡々と受け入れた。一方のカネピは新スタジアム初の勝者として名前を刻み、「昨日あのコートで初めて練習してみて、凄くキュートなコートだと思ってたの」と喜んだ。

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2018年8月28日のニュース