稀勢 夏巡業終え手応え 秋場所完全復活へ「いい稽古できた」

[ 2018年8月26日 16:53 ]

<大相撲KITTE場所>横綱土俵入りをする稀勢の里(撮影・西海健太郎)
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 大相撲の夏巡業は26日、東京・丸の内の商業施設「KITTE」でトークショーや取組が中心の興行が行われ、全日程を終了した。8場所連続休場中の横綱・稀勢の里(32=田子ノ浦部屋)は横綱土俵入りと取組に登場。今年で4回目となった同施設での興行で、土俵周りだけでなく2〜5階のファンからも大きな拍手を浴びた。

 26日間に及んだ長い巡業を終え、「いい稽古ができたし、非常に充実した巡業だった」と振り返った。27日には秋場所(9月9日初日、両国国技館)の番付発表が行われ、2週間後の初日に向けて最後の調整に入る。「やってきたことをしっかりやっていきたいと思うし、もう一度、気持ちも体も絞っていきたい。一番力が出るような状況にするのが大事。やり続けることが大事だし、そういう意味でもしっかりやっていきたい」と意欲を示した。

 夏巡業では関脇・御嶽海、平幕の正代、豊山、朝乃山らと100番を超える稽古を行った。場所前の出稽古も視野に入れており「また稽古ができれば体も切れてくると思う。そういうのを続けていきたい」と話した。次に出る場所に進退を懸けることを明言している和製横綱は「しっかり力を出していって、千秋楽まで頑張って行きたい」と昨年春場所以来となる皆勤と完全復活を目指していく。

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2018年8月26日のニュース