三ケ島 1ペナ騒動何の!初V見えた「上を見て頑張ります」

[ 2018年8月26日 05:30 ]

女子ゴルフツアーニトリ・レディース第3日 ( 2018年8月25日    北海道 小樽CC(6628ヤード、パー72) )

18番、投光器が照らすグリーンでプレーする三ヶ島(左)(撮影・西川 祐介)
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 強風のためアンダーパーで回った選手がわずか5人という悪条件の中、3位から出た三ケ島かな(22=ランテック)が我慢のゴルフを展開。ホールアウト後に、風で動いたボールに対する11番の措置に1罰打を科せられたが、それでも通算4アンダーの2位につけた。4バーディー、1ボギー、1ダブルボギーの71で回ったアン・ソンジュ(30=韓国)が通算5アンダーで首位に立った。

 周囲は完全に薄暗くなった午後6時36分。通算5アンダーでホールアウトした三ケ島はアテスト場で、競技委員から1罰打を科せられた。スコアは4アンダーに修正され首位から2位に後退。「11番でインプレーの球を先に拾ってしまって。1ペナです。競技委員からは大丈夫と言われましたが…。失格になるよりはいいかな」と淡々と説明した。

 問題となったのは11番グリーン上の措置。一度マークしたボールが強風でわずかに動き、球を拾い上げた上で競技委員の判断を仰いだ。本来なら止まった位置からプレーすべきところだが、競技委員も裁定を誤り、元のマーカーの地点に戻してプレーさせたという。江間陽子大会競技委員長は「本来なら2罰打だが、裁定が間違ったことに対する罰は科さない」と誤所からのプレーについては不問とし、1罰打となった。

 思わぬ騒動を招いたが、首位とはまだ1打差。「追いかける方が気分的に良い。しっかり上を見て頑張ります」と初Vだけに集中する。

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2018年8月26日のニュース