ハネタク連覇 インドネシアの洗礼なんの、トラブル乗り越えた

[ 2018年8月23日 05:30 ]

ジャカルタ・アジア大会第5日 カヌー男子カナディアンシングル ( 2018年8月22日 )

カヌー男子スラローム・カナディアンシングル準決勝に出場した羽根田。決勝に進出し、金メダルを獲得した
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 カヌーの男子カナディアンシングルで、羽根田卓也(31=ミキハウス)が、インドネシアの洗礼を吹き飛ばし連覇した。決勝は90・06点。2位の中国選手を0・52点の僅差で振り切った。同日の準決勝の反省を踏まえ「細かいラインを削った」と最短ルートを攻めたことが奏功した。

 現地入りしてからトラブル続き。空港からホテルまでバスで移動する予定が、やってきたのは大型バン。代表14人がぎゅうぎゅう詰めの上に、大渋滞にも巻き込まれ、到着に5時間も要した。「次の日は体が痛かった」。ホテルの前がイスラム教の寺院で、毎朝3時に礼拝を呼びかける「アザーン」が流れたため、睡眠不足。暑さ、下痢の症状にも悩まされたが、リオ五輪銅メダリストはたくましかった。「ここはこういうところ」。今季の低迷を吹き飛ばす勝利。東京五輪へ向けタフであり続ける。

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2018年8月23日のニュース