日本選手団の山県主将、バスケ不祥事受け「率先して規律守る」

[ 2018年8月21日 08:41 ]

成田空港で取材に応じた山県
Photo By スポニチ

 ジャカルタ・アジア大会で日本選手団の主将を務める陸上男子短距離の山県亮太(26=セイコー)が21日、成田空港で取材に応じた。

 100メートルで9秒台と優勝、400メートルリレーでも金メダルを狙う。「練習の量も質も積めている状態なので楽しみ。中国のライバルと戦おうと思ったら、9秒台という数字を現実的に出していかないといけない」と闘志を高めた。

 日本選手団の主将という大役を担う。「ちょっと特別な、違った気持ちで試合に臨むことになりそう」。現地ではバスケットボール男子の4選手が、公式ウエアを着て歓楽街を訪れ買春行為に及び、事実上の追放処分となる不祥事も起きた。「報道で知って、大変残念な思いはある。自分ができることは、率先して規律を守ってやっていくこと。しっかり行動で示せるものがあればいい」と神妙な面持ちで話した。

 山県にとって、日の丸を背負って国際舞台を戦う意味とは。「期待や責任を背負う。責任感がプレーの質を上げると思っている。意識するのは大変でしんどいけど、そこは忘れずに競技に励みたい」。期待も責任も受け入れ、重圧にも屈せず、主将はスタートラインに立つ。

続きを表示

2018年8月21日のニュース