バスケ4選手が買春行為 計り知れないイメージダウン 五輪開催国枠に影響も

[ 2018年8月21日 10:25 ]

ジャカルタ・アジア大会 バスケ4選手が買春行為

謝罪会見に臨む(左から)永吉、橋本、三屋会長、東野技術委員長、佐藤、今村(撮影・西尾 大助)
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 【記者の目】今回の4選手のとった行動は言語道断だ。開催国枠での東京五輪出場を目指して懸命に頑張っている他の選手やスタッフ、協会関係者、そしてファンを裏切る浅はかな行為で、国際的なイメージダウンは計り知れない。

 五輪に比べ、アジア大会では選手のモチベーションが上がらず、中には物見遊山で現地に乗り込むような選手がいるのは今に始まったことではない。それでもアマチュア選手の場合はスタッフの管理がある程度行き届いている場合が多いが、プロ選手は比較的自由度が高い。コート外での付き合いもプロとしては重要な仕事であり、選手村外で食事をすることも珍しくない。行動が自由な分、プロとしての自覚が求められるのは当然で、ほとんどの選手はきちんと分別のある行動をとっている。まさか日本選手団の公式スポーツウエアを着て買春行為に及ぶとはチームスタッフも日本選手団の幹部も考えもしなかったに違いない。

 幸い、アジア大会の成績は東京五輪の出場には直接関係ない。しかし、国際バスケットボール連盟が日本に開催国枠を与えるかどうかを最終判断する際に、全く影響がないとも言い切れない。ダメージを最小限に食い止めるためにも、迅速な処分と再発防止策の徹底が求められる。 (編集委員・藤山健二)

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2018年8月21日のニュース