国旗落下に悲鳴、巨大ボードは風で倒れる…アジア大会会場で相次ぐアクシデント

[ 2018年8月19日 22:44 ]

競泳男子200メートル自由形の表彰式で、掲揚中に落下した国旗を戻そうとする関係者
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 準備の遅れが懸念されていたジャカルタ・アジア大会で競技が本格化した19日、複数の会場でアクシデントが相次いだ。競泳会場では男子200メートル自由形の表彰式で、掲揚中だった中国国旗2枚と日の丸1枚がまとめて地面へ落下して観客から悲鳴が上がった。

 午前の予選終了後にはスタート台の後方に設置されていた飾り付けの巨大なボードが客席と屋根の間から吹き込んだ風で倒れた。けが人はいなかったが、審判員が座るいすの上に倒れかかった。その後、大型ボードは解体して撤去された。

 各競技会場では開幕ぎりぎりまで突貫工事が続けられていた。開会式翌日に発生したトラブルで、ずさんな設営作業が浮き彫りとなった。

 レスリングでは得点表示を兼ねたデジタル時計が動かず、男子フリースタイル57キロ級で昨年の世界選手権を制した高橋侑希選手(ALSOK)の初戦が約15分にわたって中断。影響を受けて敗れ「ペースを乱されてしまった」とうつむいた。(共同)

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