プロゴルファー川村昌弘が教えてくれた“ジャカルタの華”を実感

[ 2018年8月19日 13:18 ]

メインプレスセンターも”渋滞”気味。席の確保が難しい状態でした
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 アジア大会の取材でインドネシア・ジャカルタにやってきた。初めて訪れる国だ。

 知らない土地のことは、知っている人に聞くのが一番。ということで、こんな時に頼りになるのが、プロゴルファーの川村昌弘選手。「未知なるコース、未知なる食事、未知なる出会い」を求めて世界を回る実力派は、25歳にして30カ国以上で試合をしている。腕も遊び心もある変わり種にして好人物に、この巨大都市の特徴を尋ねると、

 「渋滞がすごいでしょ?奇数偶数制度というのがあるんですよ」

 との答えが返ってきた。

 確かに、ホテルからメディアセンターに行くまでにさっそく洗礼を浴びた。片側4車線の道。そこに、車が5台横に並んでいるようなぎゅうぎゅう詰め状態だった。そりゃ、なかなか動きません。

 それはそうと、「奇数偶数制度」は耳慣れない言葉だった。主要道路に来る車の数を制限する政策で、偶数日はナンバープレートの末尾が偶数の車、奇数日は奇数の車が通行できるというもの。川村プロもこれを頭に置いて、コースまで移動していたそうだ。

 アジア大会中は「奇数偶数制度」の適用時間を拡大して、渋滞の緩和を図っている。選手の輸送を円滑にする狙いもある。江戸の華が火事とけんかなら、ジャカルタの華は交通渋滞。選手の華のあるプレーを追いつつ、こちらの華にはぐっとこらえて過ごしたい。(倉世古 洋平)

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2018年8月19日のニュース