釜石鵜住居復興Sこけら落とし 松尾雄治氏、感慨深げ「平尾がいたら…」

[ 2018年8月19日 14:21 ]

オープンしたW杯会場、釜石鵜住居スタジアム
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 2019年ラグビーW杯日本大会(同年9月20日開幕)唯一の新設会場、岩手県釜石市の釜石鵜住居(うのすまい)復興スタジアムが19日、オープンした。かつて日本選手権7連覇を達成し、地元が震災に見舞われたチーム同士、新日鉄釜石(釜石シーウェイブスの前身)と神戸製鋼のOBチームが対戦。V7メンバー同士の「レジェンドマッチ」(10分間)は7―5で神戸製鋼OBが、全メンバーによるOBマッチ(20分間)は24―17で新日鉄釜石OBが、それぞれ勝利した。

 「レジェンドマッチ」は釜石がSO松尾雄治監督―SH坂下功正主将のHB団で、FW第1列が石山次郎、和田透、長山時盛、ロックが瀬川清と千田美智仁のコンビ、CTB小林日出夫(現姓・角)、FB谷藤尚之と懐かしのメンバー。神鋼はロック林敏之主将と大八木淳史のコンビ、No・8大西一平、SH萩本光威―SO藪木宏之のHB団、CTB吉田明らが出場した。試合は釜石がWTB泉秀仁のトライで先制したが、神鋼がWTB冨岡剛のトライ&ゴールで逆転。レフェリーは当時活躍した真下昇氏が務めた。

 松尾監督は得意だったキックに飛距離が出ず、タックルを外されてトライを奪われるなど「OBマッチなんて2度とやらないと思う」と苦笑い。それでも「後ろから見ていると、みんな昔と全く同じプレーをしている。動かない、迫力がないというだけで」と懐かしみ、「(16年に亡くなった神鋼OBの)平尾(誠二)がいたら、また楽しかっただろうけど」と、しんみりと話した。かつて青春時代を送った釜石市にできたW杯スタジアムには「ここに、こんなスタジアムができるなんて考えたこともなかった。ここで9年間ラグビーをやって、本当に良かったと思う。一生の思い出ができた」と感慨深げ。来年、釜石で2試合が行われるW杯については「1人でも多くの方に楽しんでもらいたい。釜石という地に新日鉄釜石というチームがあったことを世界の人たちに知ってもらいたい」と願っていた。

 釜石の坂下主将は「走ってみて、スタジアムができたんだなと実感した。芝もいいし、凄くいいグラウンドですね」と絶賛。「このスタジアムで、あの時代の選手たちが一緒にプレーできて楽しかった」と笑顔を見せた。また、神鋼の林主将は「W杯は釜石だけでなく、日本全体で盛り上がらないといけない。1つ1つの試合で物語が生まれてほしい」と希望した。

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