璃花子 選手村環境イマイチも順応、8冠へ「不安は全くない」

[ 2018年8月19日 05:30 ]

ジャカルタ・アジア大会 ( 2018年8月18日 )

アジア大会競泳練習 スマホをチェックする池江(撮影・小海途 良幹)
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 開会式が18日夜、メイン会場となるジャカルタのブンカルノ競技場で行われた。日本勢のけん引役として期待される競泳女子の池江璃花子(18=ルネサンス)は、同日午前に会場のアクアティックセンターで練習。東南アジアの環境にいち早く順応し、出場の可能性がある全8種目での金メダル獲得を目指す。競技は19日から本格的に開始される。

 前日練習を終えてリラックスした表情を浮かべていた池江だが、ミックスゾーンでは苦笑いの連続だった。選手村での生活環境に質問が及ぶと「一番いいとは言えない環境。厳しいなと思えるところがある」と歯切れの悪い回答。その理由は「ちょろちょろと、しかも温かいのが出ない」シャワーや、「朝起きると何カ所か刺されている」という蚊の多さ。食事にも苦労している様子だが、肝心の泳ぎは「凄くいい状態」と前日までの体調不良の不安を一掃した。

 今月上旬のパンパシフィック選手権(東京)では100メートルバタフライ金などメダル4個を獲得。今大会も奥野景介ヘッドコーチの方針で800メートルリレー出場が濃厚となり8種目に出場する見通しだ。初日から6日連続で出番があり、一日最多4レースをこなすタフな日程となるが「何種目も泳ぐのは慣れている。そこへの不安は全くない」と意に介さず。前回14年仁川(インチョン)大会の萩野公介に続く大会MVP獲得も視野に入れている。

 特にパンパシで今季世界最高の56秒08を記録した100メートルバタフライに関しては「もちろん出すつもりでここに来ている」と史上3人目の55秒台突入に自信満々。まずは19日の女子400メートルリレーで景気づけの金メダルを獲りにいく。

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2018年8月19日のニュース