錦織、元世界3位バブリンカに完敗 ミス相次ぎ不安抱え全米へ

[ 2018年8月17日 05:30 ]

テニス ウエスタン・アンド・サザン・オープン ( 2018年8月15日    米・シンシナティ )

男子シングルス2回戦でポイントを奪われた錦織圭
Photo By 共同

 15日に行われ、男子シングルス2回戦で世界ランキング23位の錦織圭(28=日清食品)は、元世界3位で現在151位のスタン・バブリンカ(33=スイス)に4―6、4―6で敗れた。27日開幕の全米オープン(ニューヨーク)の前哨戦で結果を残せず、不安を抱えて4大大会今季最終戦を迎えることになった。

 得意のハードコートで調子が上がらず、錦織はもどかしげだった。「がむしゃらに頑張っているが、プレーが追いついてこない。必死にやるしかない」。第1セットで4―1としたところから「自分の感覚がどんどん悪くなっていった」と7ゲームを連取された。パワーで押され、先週の大会に続いてフォアハンドのミスが相次いだ。「途中で自分から打つのをやめてしまった」という悪循環で、全米前哨戦となるマスターズ2大会は初戦敗退に続いて2回戦敗退で終了した。

 昨季後半戦は右手首のケガで欠場したため、この時期はランキングの失効ポイントがない。勝った分だけ上積みできる好機だが空回りが続く。「直さないといけないところが増えている」と錦織は危機感を募らせた。

続きを表示

2018年8月17日のニュース