元小結の板井圭介さん死去 62歳、八百長を告発 自らも関与

[ 2018年8月15日 05:30 ]

死去した板井圭介さん
Photo By 共同

 大相撲の元小結・板井で、引退後に自らの関与を含め八百長を告発した板井圭介(いたい・けいすけ)さんが死去したことが14日、分かった。関係者が明らかにした。62歳。大分県出身。14日に東京都内の自宅で倒れているのを関係者が発見し、その後、死亡が確認された。

 実業団を経て、1978年秋場所初土俵。突き、押しを武器に序ノ口デビューから26連勝し、序ノ口から三段目まで3場所連続優勝。79年秋場所で序ノ口からわずか所要5場所で新十両というスピード記録を作った。80年秋場所で新入幕。殊勲賞、技能賞を1度ずつ獲得。91年名古屋場所で皆勤しながら15戦全敗という不名誉な記録も残し、秋場所で引退した。

 2000年に週刊誌などで大相撲の八百長の存在を告発。同年「中盆―私が見続けた国技・大相撲の“深奥”」とした暴露本も発表した。08年には記事を巡る裁判に証人として出廷し、自らの八百長への関与を認めた。

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