白血病のプロゴルファーが死去 オーストラリアのジャロッド・ライルが力尽きる

[ 2018年8月9日 10:05 ]

白血病で死去したジャロッド・ライル(AP)
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 17歳のときに急性骨髄性白血病と診断されながら、2度の治療を乗り越えてプロゴルファーとして活躍していたオーストラリアのジャロッド・ライル(36)が7日に死去。8日にブリオニー夫人が公表したもので、36歳だった。

 ライルは米PGAツアーの下部「ネーションワイド・ツアー(現ウェブドットコム・ツアー)」で2008年に2勝を挙げ、同年の全米オープンでは48位。PGAツアーには通算で10試合に出場していた。

 しかし2017年に病気が再発し、昨年12月に骨髄移植を受けたものの病状は悪化。先月末に医師の同意を得た上で、病院での治療にピリオドを打ち、6歳と2歳になる2人の娘とブリオニー夫人がいる自宅で緩和医療を受けていた。

 AP通信によれば同夫人は「ジャロッドがもはや私たちと一緒にいないということを皆様に告げるのは心が折れます。彼は家族と親友に見守れながら逝きました」というコメントを発表。PGAツアーで4勝しているロバート・アレンビー(47)を含め、オーストラリアの多くのゴルファーが哀悼の意を示している。

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