金田久美子 65マークし今季自己ベスト4位 先輩・塩谷のアドバイスで7バーディー

[ 2018年8月5日 18:26 ]

女子ゴルフ 北海道meijiカップ最終日 ( 2018年8月5日    北広島市・札幌国際CC島松C )

 金田久美子(28=スタンレー電気)が65をマークし通算9アンダーまでスコアを伸ばし今季自己ベストの4位に入った。

 「苦手だった」というコースで好スコアを出せたのはパットのおかげ。1番で7メートルを決めたのを皮切りに4番で6メートル、6番4メートルと難しい距離を次々に沈め、11番では10メートルをズドン。7個のバーディーを奪い「何年ぶりだろうというくらいパットが入りました」と笑顔で振り返った。

 きっかけをつくってくれたのは、同じ名古屋出身の先輩プロ・塩谷育代だった。「1メートルくらいのパットが入らなくなってから、肘を抜いて打ったりいろいろ悩んでいたんですが、塩谷さんから“自分の一番好きな打ち方にして、それで真っ直ぐいくパターに替えたら”と言われて。それで自分の好きな打ち方で打つようにしたらボールが真っ直ぐいくようになったんです」

 以前は棒立ち気味に立って、振り子のようにクラブを振っていた。パットが入らなくなって以降は構えを変えて試行錯誤。しかし、前週から塩谷のアドバイスを参考に打ち方を元に戻しフィーリングをつかんだという。「結局パターは替えなかったんですけど、棒立ちで打つようにしたら芯に当たって引っ掛けもなくなりました」と手応えをつかんだ様子。もともと感性を大事にするタイプ。あれこれ考えるよりも自分の感覚を信じた方が迷路を抜ける近道だったようだ。

 「こんなにパットが入るとスコアが出るんだなとあらためて感じました。これから前向きに頑張ります」と笑顔で話す。賞金ランクも41位に浮上しシード返り咲きも見えてきた。

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2018年8月5日のニュース