荒井「リオとは比較にならないくらい」 競歩シュミレーション合宿で東京五輪の「酷暑」実感 

[ 2018年8月5日 05:30 ]

暑さ対策の合宿で練習する荒井広宙(中央)ら男子競歩選手
Photo By 共同

 日本陸連は4日、東京都北区の味の素ナショナルトレセンで男子競歩陣による20年東京五輪を想定した「シミュレーション合宿」を公開した。

 選手は男女20キロのスタート時間にあたる午前7時に練習開始。リオ五輪男子50キロ競歩銅メダルの荒井広宙(30=自衛隊)は「本番をイメージして歩いたが楽じゃない。リオとは比較にならないくらい酷暑になると実感した」と想定外の暑さを体感。手に氷を持ちながら歩くなど暑熱対策も試し、「帽子の中に氷を入れたり物理的に冷やすことも考えている」とした。各選手の汗の成分などの生理データも収集。科学委員会の杉田正明委員長は「選手ごとに対策を考えるデータを得られたのは良かった」と手応えを得た様子だった。

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2018年8月5日のニュース