錦織4強ならず逆転負け「気持ち良くプレーさせてしまった」

[ 2018年8月5日 05:30 ]

テニスシティ・オープン男子シングルス準々決勝 ( 2018年8月3日    米・ワシントン )

男子シングルスで準決勝進出を逃し、肩を落とす錦織
Photo By 共同

 男子シングルス準々決勝で世界ランキング20位の第7シード、錦織圭(28=日清食品)は同3位の第1シード、アレクサンダー・ズベレフ(21=ドイツ)に6―3、1―6、4―6で敗れ、4強進出はならなかった。第1セットはサーブが好調で先取したものの、第2セット以降は相手の強打に苦しんだ。第3セット途中に約2時間半の降雨中断があり、再開後に押し切られた。

 錦織は第1セットこそ、ベースラインから下がらずに理想的な攻めを見せた。だが第2セット以降はA・ズベレフのレベルの高い攻守に阻まれて逆転負け。21歳の若き実力者に昨年の準決勝に続いて敗れ「相手に気持ち良くプレーをさせてしまった」と落胆した。

 第5ゲームをブレークされ、第6ゲーム途中で雷雨による2時間半の中断。劣勢での雨に錦織は「自分のために降ってくれたと考えたが、それを生かせなかった」と話し、再開後も形勢を変えることはできなかった。

 3年前には優勝した夏のハードコートの初戦で8強止まり。世界ランキングで早期のトップ10復帰に向けてポイントも稼ぎたかっただけに、物足りなさが残った。

続きを表示

2018年8月5日のニュース