猛暑の夏巡業 空調設備の義務化浮上 小松市で87歳男性搬送

[ 2018年8月2日 05:30 ]

 来年以降の大相撲夏巡業で、会場の空調設備が“義務化”される可能性が浮上した。1日に石川県小松市で行われた夏巡業の会場内は31度。34度の外気温より低いとはいえ一部を除き冷房はなし。多数の扇風機や氷柱を置いたが、熱中症とみられる87歳の男性が大事をとって救急車で搬送された。

 初日の大垣巡業も会場内に空調がなく、関係者から観客の健康を心配する声もあった。この状況に、ある親方は「来年から空調のない(夏)巡業は、してはいけない」と私案を述べた。力士会の会長でもある横綱・鶴竜は「観客に老人も多いですから」と一層の猛暑対策を訴えた。

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2018年8月2日のニュース