夏場所Ｖの御嶽海　“オレ流”巡業　３横綱から優勝を祝福され「うれしい」

四股を踏む稀勢の里（左）の後ろで体をほぐす御嶽海
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　大相撲名古屋場所で初優勝した関脇・御嶽海（２５＝出羽海部屋）が２９日から岐阜県大垣市で始まった夏巡業に参加。鶴竜、白鵬、稀勢の里の３横綱から優勝を祝福されたことを明かし「うれしい」と喜んだ。

　一方で、安全性の観点から「ちびっ子相撲」が夏巡業で実施されないことには「唯一、自信を持って稽古できる場所だったのに」と残念そうだった。

　初Ｖ後の短いオフも振り返り、「おかげさまで引っ張りダコ」とニンマリ。周囲の環境は激変したが「自分でペースを崩したら気持ち悪い。オレが変わらないように意識しています」と強調。巡業テーマも「決まっていない」と自然体だ。

　名古屋場所の千秋楽一夜明け会見で、巡業の稽古について「名古屋のウナギのように、スルスルっといきたい」と宣言していた御嶽海。この日も、酷暑の中で続く長い巡業を見越して「涼しい場所をどう探すか」に力点を置いた。秋場所で大関獲りがかかる時の人になっても“オレ流”は貫く。