安田祐香、吉田優利…女子ゴルフ、早くも「新・黄金世代」が台頭

[ 2018年7月29日 09:50 ]

大東建託いい部屋ネット・レディースで優勝争いを繰り広げる安田祐香
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 今年の女子ゴルフ界は新垣比菜の初優勝を機に、いわゆる99年生まれの「黄金世代」が台頭。畑岡は米ツアーで初Vを果たし、国内でも勝みなみ、小祝さくららが毎週のように上位で活躍している。だが、新しい波は次々と押し寄せるもので、早くも「黄金世代」の背中を追う現高校生の新世代も躍進著しい。

 今週開催中の大東建託いい部屋ネット・レディースではJGAの女子ナショナルチームに所属するアマ選手4人が参加。今年の日本女子アマを制した吉田優利(麗澤高3年)は予選落ちしたが、日本勢でただ1人優勝争いを繰り広げた安田祐香(滝川二高3年)に加え、古江彩佳(同)、西村優菜(大商大高3年)が決勝ラウンドに進出した。

 安田は2位発進で勢いに乗り、最終日も最終組でラウンド。日増しにギャラリーの声援の数も多くなりブレークの予感を漂わせる。西村は2日目にベストスコアを出し、古江も堅実なプレーを披露。4人全員が予選をクリアすれば快挙だったが、外国人選手が上位を占めるなかで、お姉さんプロをしのぐ頑張りを見せた。

 日頃から合宿などで切磋琢磨(せっさたくま)する間柄。安田が「非常にいい刺激を受けている」と話すように、切磋琢磨(せっさたくま)して成長してきた。プレーを見て感じたことは、プロの大会でも物おじすることなく冷静なこと。西村と安田のバッグを担いだことがあるキャディーは「技術もさることながら、堂々とプレーしている。この先が楽しみな世代」と評価する。質量ともに黄金世代と双璧。周囲では早くも彼女らの呼び名が噂になっている。「新黄金世代」かそれとも??

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2018年7月29日のニュース