JKアマ女王・安田、半端ない発進!パット好調で日本勢トップ

[ 2018年7月27日 05:30 ]

女子ゴルフツアー大東建託いい部屋ネット・レディース   第1日 ( 2018年7月26日    山梨県・鳴沢GC房総=6685ヤード、パー72 )

<大東建託いい部屋ネットレディース初日>キャディーと笑顔で話す安田祐香(撮影・沢田 明徳)
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 17歳が堂々のプレーを披露した。アマチュアの安田祐香(滝川二高3年)が7バーディー、1ボギーの66で回り、日本勢最上位の2位につけた。得意のショットに加えパットも好調。前週のセンチュリー21レディースを制したクリスティン・ギルマン(20=米国)に次ぐ2週連続のアマ制覇に意欲を見せた。65で回った黄(ファン)アルム(30=フリー)が首位に立った。

 緊張の連続だったラウンド後の会見。2週連続でアマ制覇の意気込みを問われた瞬間、安田の表情が一気に崩れた。17歳は瞳を輝かせながら「(先週のギルマンの制覇を見て)勝てないことはないと思ったし、ひそかに狙ってます」と笑みをこぼした。

 昨年の覇者・成田、国内屈指の飛ばし屋、渡辺とのペアでも冷静にプレー。1Wの飛距離では後れを取っても大好きなショートアイアンがさえまくった。「(飛距離は)うらやましいなとは思ったが、自分もショットを武器にしているので気にはならなかった」。2番で2・5メートルの下りのパットを沈めると、3番でもバーディー。7番では6メートルの「凄い下り」を見事に沈め、5番から3連続バーディーを奪いギャラリーを沸かせた。この日一番難しかった8番はスコアを落としたが、後半も2つ伸ばして6アンダー。日本勢トップの2位で初日を終えた。

 高校2年で臨んだ昨年7月の日本女子アマで優勝し、「優勝して自信になったし、プロの試合でも堂々とプレーしようとなった」という。現在はナショナルチームの一員で、今大会に出場しているアマの西村優菜、古江彩佳、吉田優利らと切磋琢磨(せっさたくま)してきたことも成長につながっていると話す。プロツアーデビューとなった昨年のこの大会は29位に終わったが、以降、ツアーは6戦出場して全て予選を通過。「(1年たって)全体的に成長しているかなと思う」。それを証明するに十分なパフォーマンスだった。 

 ▼1位黄アルム ピン位置が難しかったが、2パットでいけるところにつけたのが大きかった。2日目もアンダーを目指したい。(ボギーなしの7バーディー、65で首位発進)

 ▼5位森田遥 8番で思いもよらぬボギーだったが、その後は切り替えた。マネジメントが大事なコースなので、しっかり考えてプレーします。(5バーディー、1ボギーの68)

 ◆安田 祐香(やすだ・ゆうか)2000年(平12)12月24日生まれ、兵庫県出身の17歳。7歳からゴルフをはじめ、ジュニアの大会などで活躍。昨年の日本女子アマで優勝し、7月からナショナルチーム入り。今年4月のスタジオアリス女子オープンでは7位に入った。目標は、プレーは松山英樹、ファンへの応対は宮里藍さん。趣味は音楽鑑賞(洋楽)。家族は両親と姉。1メートル63、52キロ。

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2018年7月27日のニュース