【玉ノ井親方 視点】御嶽海 重圧かかる来場所、稽古がポイント

[ 2018年7月23日 08:30 ]

大相撲名古屋場所千秋楽 ( 2018年7月22日    ドルフィンズアリーナ )

御嶽海(右)を掛け投げで下す豊山(撮影・椎名 航)
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 御嶽海は千秋楽も落ち着いているように見えたけど、豊山にタイミング良く掛け投げを打たれてしまったね。でも持てる力を出し切った結果だから。気持ちを切り替えて来場所に目を向ければいいんじゃないかな。

 今場所は相手の取り口をよく研究していたし、体も最後までよく動いていた。でも、来場所は横綱、大関も戻ってくる。今まで以上に重圧がかかるのは間違いない。その中でどう自分の相撲を取り切るか。ポイントはやっぱり稽古だろうね。優勝を経験してその重要性に改めて気付いただろうから、自覚を持ってしっかりやってくれるものと期待している。

 3横綱、1大関が不在の中で若手も頑張った。朝乃山も良かったし、豊山も御嶽海に勝って自信をつけたはず。来場所も楽しみだけど、まずは横綱、大関にいい相撲を見せてもらいたいよね。(元大関・栃東)

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2018年7月23日のニュース