“女子高生パワーリフター”森崎可林 東京パラへの第一関門へ自己ベスト誓う

[ 2018年7月20日 17:57 ]

ガッツポーズを決める森崎
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 9月8日に開幕するパラパワーリフティングの国際大会、ワールドパラ・アジア&オセアニアオープン選手権(北九州市)の記者会見が都内で行われ、昨年の日本選手権女子67キロ級を制した“女子高生パワーリフター”森崎可林(15=立命館守山高)は「大会の空気やトップ選手の試技を見て糧にしたい」と意気込みを語った。

 森崎は昨年度のアスリート発掘事業「Jスタープロジェクト」でパワーリフティング選手としての才能を見いだされ、昨年9月から本格的に競技を開始した。競技歴はまだ1年にも満たないが日本記録となる47キロを挙げるなど20年東京大会でも期待のルーキーだ。日本パワーリフティング連盟の吉田進理事長は「体型とか雰囲気を見て直感でスカウトした。まだまだ十分に伸びしろはあるので大切に育てていきたい」と期待を込める。

 森崎は生後3カ月で脊髄動静脈瘻と呼ばれる病を患い、脚に障害を負った。パワーリフティングを始めるまでは水泳をしていたが「タイムが伸びなかったり、壁を感じていたところでパワーリフティングに出会った。挙げるのが気持ちよくてハマった」という。

 同選手権は20年東京パラリンピックの選考にも關わる大会とあって、東京パラ出場を目指す森崎にとっての第一関門となる。森崎は「自己ベストを目指して55キロを挙げたい」と初の国際大会に胸を躍らせていた。

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