村上 世界体操・床運動連覇へ敵は「跳ねない床」本番器具確認

[ 2018年7月19日 05:30 ]

体操の強化合宿で、笑顔を見せる村上
Photo By 共同

 女王に思わぬ敵が現れた。体操・世界選手権(10〜11月、カタール)の女子日本代表候補が18日、東京都北区の味の素ナショナルトレーニングセンターで合宿を公開。種目別の床運動で連覇を狙う村上茉愛(21=日体大)は中国製の本番器具に戸惑いを隠せなかった。

 初めて床の上を歩いた際の感想は「あ、これ最悪だな」だったという。これまでに演技してきた器具の中ではもっとも硬く、「日本の床は蹴りがズレても、跳ね返りがくるけど、(中国製は)跳ね返りがない。滑るので走っても走っても進まない感じ」と話した。種目別だけでなく、個人総合と団体総合でも表彰台を視野に入れる。「何週間もやらないと無理」と本番までの約3カ月半で感覚を合わせていく。

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2018年7月19日のニュース