【玉ノ井親方 視点】栃煌山 今場所は体よく動く 御嶽には緊張感

[ 2018年7月19日 08:30 ]

大相撲名古屋場所11日目 ( 2018年7月18日    ドルフィンズアリーナ )

栃煌山(左)は押し出しで千代大龍を下す(撮影・岩崎 哲也)
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 栃煌山が御嶽海との2差を守った。千代大龍戦は左を差しにいって、結果的に差せなかったけど、突っ張りで応戦。はたきを交え、うまく相手の体勢を崩して押し出した。

 今場所は体がよく動いている。右膝のケガなどもあり最近は自分の相撲を取りきれる状態ではなかった。でも多少のケガは誰でも抱えている。その状態でどう白星を重ねていくかが、真価を問われるところ。栃煌山は今場所それがうまくできているんじゃないかな。

 御嶽海はどことなく緊張している印象を受けた。魁聖に4戦して一度も勝っていないこともあって、立ち合いで左にズレながら当たった。右を差されて押されたが、相手が巻き返したところで一気に前に出た。あそこが勝負どころだった。大関戦を2番残しているけど、2差をつけているのは有利だよね。(元大関・栃東)

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2018年7月19日のニュース