日大新監督に橋詰氏内定 アメフット反則問題

[ 2018年7月17日 19:43 ]

 悪質な反則問題で公式試合の出場資格が停止されている日本大アメリカンフットボール部の新監督に、強豪の立命館大でコーチを務めた実績がある橋詰功氏(54)が内定したことが17日、関係者への取材で分かった。7人の外部有識者による選考委員会が選んだ。辞任した内田正人前監督(62)の後任となる。

 日大は17日、常務理事会を開いて選考委の判断を報告。処分解除を受けて今秋のリーグ戦に参加するために求められているチーム改善報告書を関東学連に提出した。関東学連の検証委員会と理事会が内容を精査し、7月末までにリーグ戦への参加可否を判断する。

 立命大OBの橋詰氏は1994年に立命大コーチに就任。米オクラホマ大への1年間のコーチ留学を経て、攻撃コーチとして2003、04年の日本選手権、ライスボウル2連覇に貢献した。08〜11年には京都・立命館宇治高でヘッドコーチを務め、14年からは滋賀・立命館守山高をコーチとして指導している。

 日大によるアメフット部OB以外を対象とした新指導陣の公募には69人の応募があった。元京都大監督の水野弥一氏(78)も推薦されていたが、選ばれなかった。

 選考委員会は選考基準として、選手の自主性・独立性を尊重した抜本的なチーム改革をする能力、競技を通して品格や倫理観を浸透させる方法論、選手との相互理解を基盤とする時代に適した指導力などを挙げていた。

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2018年7月17日のニュース