安美錦「神様」大鵬に並ぶ通算872勝 豪風との39歳対決制した

[ 2018年7月15日 16:37 ]

大相撲名古屋場所委8日目 ( 2018年7月14日    愛知・ドルフィンズアリーナ )

はたき込みで豪風を下した安美錦(撮影・岩崎 哲也)
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 西十両4枚目の安美錦(39=伊勢ケ浜部屋)が豪風(39=尾車部屋)を破り、通算勝利数を872として、昭和の大横綱・大鵬と歴代8位で並んだ。

 「肩を並ばせていただくのは、光栄なことだと思います。長くやって、ご褒美じゃないけど、うれしいのはうれしい」

 現役関取で年長1位の安美錦と、同2位の豪風とのベテラン対決は、神経戦で始まった。立ち合いで2度呼吸が合わず、3度目でやっと成立。右で張った安美錦が、頭を押さえつけるようにはたき込んだ。両者は幕内も含めて37度目の対戦。五分だった通算対戦成績が18勝19敗と、黒星ひとつ後塵(こうじん)を拝した形の豪風は「分かっていても、くってしまう」と脱帽気味だった。

 大鵬のイメージについては「神様みたいな存在」と安美錦。優勝争いでも2敗を守り、貴ノ岩を1差で追走と元気いっぱいだ。

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2018年7月15日のニュース