史果1差5位、良兼3差2位、父娘ダブルV頂く!同日なら史上初

[ 2018年7月15日 05:30 ]

女子ゴルフツアー サマンサタバサ・レディース第2日 ( 2018年7月14日    茨城県 イーグルポイントGC(6588ヤード、パー72) )

15番、牛久大仏を背にキャディーの母・麻子さん(右)とグリーンのラインを見つめる川岸史果(撮影・西川 祐介)
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 前週2位に終わった川岸史果(23=加賀電子)がボギーなしの5バーディー、67で、通算8アンダーと伸ばし、首位と1打差の5位に浮上した。開催中の日本シニアオープンで2位につける父・良兼(51=フリー)と親子同時優勝を狙う。通算9アンダーのトップには小祝さくら(20=ニトリ)ら4人が並び、初日首位の勝みなみ(20=明治安田生命)は4打差の11位に後退した。

 3打差の12位からスタートした川岸は3番で1・2メートル、8番では1メートルにつけて簡単にバーディーを決めると、後半は4〜5メートルのパットを沈めて5バーディーの67。首位と1打差に浮上し「自分のゴルフが回復したと思います」と胸を張った。

 持ち味は今季平均飛距離246・97ヤードで10位につけるドライバーショット。だが、5月の中京テレビ・ブリヂストンでヘッド内部に亀裂が見つかった。新たに使用した1Wに苦しんできたが、やっと手になじみ、前週は優勝争いを演じるまでになった。もっとも、まだ「万全」とまではいかず、2日目は「フェアウエーをキープすればチャンスも多い」と、方向性を重視し、ティーショットでは3Wを8回使っている。

 男子ツアー6勝を誇る父・良兼は、昨年からシニアツアーで活躍中。開催中のメジャー、日本シニアオープンでは3日目を終え3打差2位につけており、こちらも優勝のチャンスだ。普段から親子のラインで連絡を取り合っており、前日も「こちらは暑くて大変」「北海道は涼しいよ」と交換。お互いの存在を刺激にしている。

 親子での優勝は杉原輝雄・敏一などの例はあるが、同日となればもちろん初めてで「勝つこと自体が難しいので、一緒に勝てればいいですね」と最終日へ期待を膨らませる。もっとも、昨年はシニア1勝を目指す父より先に初優勝を飾っており、「おそらく父の方が緊張すると思います」と余裕をのぞかせた。首位と2打差以内に10人がひしめく大混戦。「明日は5、6アンダーが必要」と2勝目の青写真を描いている。 (石川 照次)

 <父・良兼 シニア初戴冠へ>女子ゴルフの川岸史果の父、良兼は、3バーディー3ボギーのイーブンパー71で2位につけた。娘の活躍も励みになっている様子で「(娘には)頑張ってもらいたい。僕も一緒に、調子に乗りたいね」と笑顔だ。首位マークセンを3差で追う最終日。「パットはいいので、いいティーショットが打てれば」と逆転でのシニア初優勝に意欲を見せた。

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