サンウルブズ 最終戦飾れず、退場者出て失速 全体最下位で幕

[ 2018年7月14日 05:30 ]

スーパーラグビー第19節 ( 2018年7月13日    ブリスベン )

<レッズ・サンウルブズ>タックルを受ける松田(中央)
Photo By ゲッティ=共同

 サンウルブズは今季最終戦でレッズ(オーストラリア)に27―48で敗れ、通算3勝13敗、勝ち点14の全体最下位(15位)で全日程を終えた。25―77で大敗した7日のワラタス戦に続き、前半終了間際に一発退場者を出して万事休す。試合の大勢が決した後に2トライを返したが、参入3年目でシーズン最多を再更新する4勝目は遠かった。

 メンバー発表時、トニー・ブラウン・ヘッドコーチ代行が「15人全員がフィールドでプレーすることが必要」と説いたにもかかわらず、悪夢は繰り返された。9点を追う前半37分、カークが密集の中で危険な行為を犯し、一発退場に。3分後、FWの数的不利を突かれる形でトライを奪われ、勝敗はほぼ決した。

 一方で相手も前半28分、後半5分とシンビンを2人出した。特に前半はサンウルブズが数的有利を生かせる10分間だったが、逆に1トライ1ゴール1PGを許す大失態。14人対14人だった後半も、トライを取ったのはレッズ。改めて個の力ではなく、15人全員で戦う必要性が浮き彫りになった。ゲーム主将を務めたブリッツも「レッドカードはアンラッキーだったが、ルールはルール」と語った。

 有終の美は飾れなかったが、日本代表との連係が高まり、共同主将のSH流、フランカー姫野ら若手の成長著しかったシーズン。W杯イヤーの来季は、さらなる飛躍を目指す。

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2018年7月14日のニュース