錦織に聞く ブレーク好機逃し「取っていれば違った」初8強は「大きな収穫」

[ 2018年7月12日 01:39 ]

テニス・ウィンブルドン選手権男子シングルス準々決勝 ( 2018年7月11日    英ロンドン・オールドイングランド・クラブ )

ジョコビッチ(左)に敗れ握手を交わす錦織
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 テニスのウィンブルドン選手権第10日は11日、男子シングルス準々決勝が行われ、第24シードの錦織圭(28=日清食品)が元世界ランキング1位のノバク・ジョコビッチ(31=セルビア)と対戦。3―6、6―3、2―6、2―6で敗れ、日本勢85年ぶりの4強進出を逃した。

 【錦織と一問一答】

 ――第3セットの第5ゲームでブレークのチャンスを生かせなかった。

 最大のチャンスだった。あそこを取っていれば何かが違ったかもしれない。あそこからジョコビッチのプレーもよくなった。より攻撃的になって、簡単にポイントを与えてくれなくなった。

 ――ジョコビッチと芝では初対戦だった。

 芝でも守備力が凄かった。ラリーが長くなるのは想定していたが、思っていた以上に深いボールが返ってきて攻めきれなかった。

 ――第3セットでは痛み止めを飲んだ。

 試合前も飲んでいたが、右肘がそこまでよくなかったので薬のおかげで多少気は紛れた。肘はこれからチェックする。

 ――ウィンブルドンで初めてベスト8まで進んだ。

 芝で自分のテニスを少し見つけ出せたのは大きな収穫。一番苦戦していたフットワークがよくなって、焦らないでもラリーでポイントが取れている。

 ――ハードコートシーズンに向けて。

 (復帰後に)まだハードコートで全然いい試合ができていない。そこが若干不安だが、自信は取り戻してきている。(上位8人の)最終戦に出場するためにもハードコートの結果が大事になる。

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