団体連覇へ内村が白井が中国の平行棒王者を警戒

[ 2018年7月11日 18:15 ]

<体操男子練習公開>あん馬の練習をする内村航平(撮影・井上徹)
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 体操男子の世界選手権(10〜11月、カタール)の日本代表が11日、東京都北区の味の素ナショナルトレーニングセンターで合宿を公開し、内村航平(リンガーハット)、白井健三(日体大)が団体総合金メダルへの最大のライバルに中国を挙げ、警戒を強めた。

 14年世界選手権まで団体6連覇を果たした中国も世代交代があって15年大会、16年リオデジャネイロ五輪と日本が金メダルを獲得した一方で、中国はともに3位。だが、昨年の世界選手権は個人総合で肖若騰が金メダル、林超攀が銀メダルと存在感を示した。

 内村が「かなりすごい選手が出てきた」と評価するのが、その2人ではなく鄒敬園だ。昨年の世界選手権種目別平行棒の王者で、まだ20歳。平行棒で16点を超える得点をマークするなど、新生・中国の得点源となる存在。

 内村が「鄒敬園が入るだけで爆発力がある。床でバッチリ(白井)健三がやっても、1点高く取られる。その1点をみんなで埋めていかないと」と言えば、白井も「雲の上の存在すぎる。比べものにならない。ファンの気持ちで見入ってしまう」と話した。団体連覇を実現するためには、打倒・中国が必要になる。「ノーミスは大前提。かなり厳しい闘いになる」と内村は決戦を見据えていた。

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