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松岡修造氏が語る錦織4強への鍵 力んだら終わり。いかにナチュラルにプレーできるか

テニス・ウィンブルドン選手権 ( 2018年7月9日    英ロンドン・オールドイングランド・クラブ )

ガルビスを下し、観客の拍手に応える錦織(AP)
Photo By AP

 スーパーゾーン・ウィンブルドン圭!ガルビスとの試合後のインタビューを見ていると、圭のしゃべり方がへとへとだった。体力的に疲れていないのに心がへとへと。それはゾーンに入っていたから。崖っ縁状態で2つのタイブレークを取った後、第4セットのプレーはまさにそうとしか言えない。

 ウィンブルドンは芝のコート。ハードやクレーと違う自然でナチュラルなコートだ。ここでは力んだら終わり。力が入った途端にどんなに一生懸命打ってもボールが飛ばなくなる。サンプラス(米国)やフェデラー(スイス)のようにナチュラルに動き、プレーできる選手が強い。

 僕のベスト8も奇跡というよりは全く力が入っていなかったことを覚えている。気合は入っている。だけど力は入っていない。動きも打点もどこか力んでいた圭が、ガルビスの頑張りに対抗するうちに力が抜けていった。

 昨年までとの違いを挙げるなら芝での動きが格段に良くなった。これは半年間の離脱中に体幹を鍛えた成果。振り回されたときに細かくステップを踏むのでなく、5歩だったところを4歩、3歩と大股で動けている。それが広いコートを狭く感じさせ、ぎりぎりで拾うスライスの返球の精度にも表れている。

 ジョコビッチ戦もいざ勝てそうになった時に力まず、ナチュラルにプレーできるか。それがベスト4への鍵。圭は「ラスト8クラブ」に入る必要はない。「ウイナーズクラブ」に入らなきゃいけない。 (スポーツキャスター)

[ 2018年7月11日 11:30 ]

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