みなみ プロ転向後初の単独首位「こういう日はなかなかない」

[ 2018年7月7日 05:30 ]

女子ゴルフツアー ニッポンハム・レディース第1日 ( 2018年7月6日    北海道 アンビックス函館C上磯GC 6378ヤード、パー72 )

4番、ティーショットを放つ勝みなみ(撮影・沢田 明徳)
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 “黄金世代”の筆頭格・勝みなみ(明治安田生命)が、プロ転向後初めての単独首位に立った。7バーディー、1ボギーの66をマーク。1日に20歳の誕生日を迎えた直後の大会で、プロ初Vへ向けて好スタートを切った。1打差の2位は67で回った永井花奈(21=デンソー)。3位には勝と同期の新垣比菜(19=ダイキン工業)が68で続いた。

 気温15度。函館湾から吹く寒風を物ともせず、勝が好スタートを切った。16番からの上がり3ホールで連続バーディー。6アンダーの66を叩きだし、スコアボードの一番上に躍り出た。

 「ショットも良かったが、一番はパットです。ほとんどのホールで自分の思っているところに打てた。こういう日はなかなかない」

 7つのバーディーのうち、1メートル前後のショートパットは7番の1つだけ。16〜18番の連続バーディーでは、いずれも3メートル前後の微妙な距離を沈めた。スイングのリズムを一定に保つことで、想定通りの転がりに変化。「パットの調子が良かったので」と、好スコアの要因を振り返った。

 14年のKKT杯バンテリン・レディースで15歳で史上最年少優勝を果たした勝は、1日に20歳の誕生日を迎えた。4日に函館市内で、新垣比菜や松田鈴英ら“黄金世代”と呼ばれる17年プロテスト合格の同期からサプライズで祝福してもらった。「びっくりした」。仲のいい同期との時間が、活力になった。

 年齢だけでなく、精神面での成長も感じている。ボギー以下のスコア直後のホールで、バーディー以上のスコアを獲得する確率、バウンスバック率の1位(24・0876)がそれを証明する。「気持ちをコントロールできるようになってきた」。昨夏からメンタルトレーナーに助言を受けている効果を最近5試合で実感しているという。

 ここまでの最高順位は2位が2回。単独首位発進も初で「楽しんで、一打一打集中して頑張りたい」と勝。プロ初Vをハタチの自分へのプレゼントにする。

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2018年7月7日のニュース