サンダーのアンソニーが退団へ レイカーズ移籍か?

[ 2018年7月7日 11:15 ]

サンダー退団が確実となったアンソニー(AP)
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 NBAサンダーのフォワード、カーメロ・アンソニー(34)が退団への手続きに入ったことが明らかになった。スポーツ専門局のESPNは、代理人のリオン・ローズ氏とサンダーのサム・プレスティーGMがトレードを含めた退団への手続きを協議していると報道。ガードのレイモンド・フェルトン(34)と再契約を締結した段階でサンダーはサラリーキャップ枠を大幅に超過しているが、今季の年俸が2790万ドル(約30億7000万円)のアンソニーを放出すると、9000万ドル(約99億円)のぜいたく税(ラグジュアリー・タックス)の削減につながるとAP通信は報じている。

 アンソニーは昨オフにニックスからサンダーに移籍したが、平均出場時間(32・1分)、得点(16・2)、フィールドゴール成功率(40・4%)はいずれも自己ワースト。ナゲッツ、ニックス時代は1対1で攻めるアイソレーション型のプレーヤーだったが、昨季途中から「キャッチ&シュート」主体のプレースタイルへ変更を余儀なくさせられていた。

 5年契約の最終年であり、先発以外での起用に本人が難色を示していることからサンダーはアンソニーを戦力外と判断したもよう。FAとなったポール・ジョージ(28)とは再契約にこぎつけたが、ラッセル・ウエストブルック(29)を含めたサンダーのビッグ3から、最年長のアンソニーが離脱することになりそうだ。

 なおトレードとなった場合、すでにレブロン・ジェームズ(33)をFAで獲得しているレイカーズのほか、ロケッツかヒートへの移籍が有力。アンソニーはトレード拒否条項のある契約を保有しているが、この3チームに対しての拒否感はなく、交換要員次第で商談が成立する可能性が大きくなっている。

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