稀勢 32歳誕生日に復活手応え、宮城野部屋出稽古で正代に全勝

[ 2018年7月4日 05:30 ]

宮城野部屋朝稽古のぶつかり稽古で白鵬に転がされる稀勢の里=手前(撮影・斎藤 純)
Photo By スポニチ

 大相撲名古屋場所(8日初日、ドルフィンズアリーナ)への動向が注目される横綱・稀勢の里(田子ノ浦部屋)が3日、32歳の誕生日を迎え、名古屋市緑区の宮城野部屋で出稽古を行った。宮城野部屋の横綱・白鵬(33)と2日連続の三番稽古とはならなかったが、前頭筆頭の正代と11番取って全勝。復活へ光が見えてきた。

 2日に出稽古先の九重部屋で白鵬と熱のこもった稽古を行い「非常にいい稽古になった」と自ら連絡を取って宮城野部屋を初訪問。白鵬の調整の関係でこの日の再戦はならなかったが、ぶつかり稽古で胸を借り、約5分間全力で押し続けた。「体の感覚、スピードが出てきた気がする。動きはだいぶ良くなっている」と晴れやかな表情で話した。視察した師匠の田子ノ浦親方(元幕内・隆の鶴)も好転を評価。「明日、あさっても稽古したい」と意気込んだ稀勢の里の状態を見て、5日に判断する見込みだ。

続きを表示

2018年7月4日のニュース