バスケ日本 世界10位豪州撃破!エース・八村24得点の活躍

[ 2018年6月30日 05:30 ]

バスケットボール男子 W杯アジア1次予選   日本79―78豪州 ( 2018年6月29日    千葉ポートアリーナ )

豪快なダンクシュートを決め、雄たけびを上げる八村(上)
Photo By 共同

 世界ランキング48位の日本は同10位のオーストラリアに79―78で競り勝ち、初勝利を挙げた。2メートル3の八村塁(20=米ゴンザガ大)が24得点、4月に日本国籍を取得した2メートル10のファジーカス・ニック(33=川崎)も25得点。新戦力のビッグマンの活躍で連敗を4で止め、2次予選進出に望みをつないだ。次戦は7月2日にアウェーで台湾と対戦する。

 20歳のエースはどこまでも頼もしい。1次予選初出場の八村は、序盤から果敢に1対1を仕掛け、第1Qだけで13得点。「(昨年11月に)僕がいない時に負けていた。僕が(攻撃に)行ってチームに自信を与えたいと思った」。23―16の好スタートに導き、日本を落ち着かせた。

 相手にはバックスの2メートル16のセンター、ソン・メーカーら現役NBA選手2人がいたが、ひるむことも焦ることもない。「僕はNCAAでやっているので、同じような感じでプレーした」。3点シュート2本を含む計24得点、リバウンドも7本でチームをけん引。最後は豪快なダンクを叩き込んで、日本の大金星を決定づけた。

 「(世間の話題は)サッカーばかりで悔しいところがあった。サッカーW杯の時期にいい試合で勝てて良かった」。

 次戦で台湾に勝てば2次予選進出が決まり、来年のW杯(中国)、そして開催国枠が未定の20年東京五輪に望みがつながる。「これからの日本のバスケにとって大事な1勝だった。この勢いを保っていきたい」。日本に明るい光が差してきた。

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2018年6月30日のニュース