栃ノ心 名古屋場所Vへ“ジョージア”パワー 缶コーヒー750本差し入れ

[ 2018年6月29日 18:11 ]

缶コーヒーを贈られた栃ノ心(左)
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 大関・栃ノ心(30=春日野部屋)が29日、名古屋場所(7月8日初日、ドルフィンズアリーナ)の優勝に意欲を見せた。愛知県春日井市の所属部屋で朝稽古。幕内・栃煌山(31)と三番稽古で18番取って9勝9敗だった。

 26日の力士会で「優勝できますように」と願いを込めた。「もう1回優勝してみたいです。気持ちよかったから」。夏場所は12連勝を飾りながらも、あと一歩で届かなかった賜杯への思いを明かした。

 「ジョージア」製品を展開するコカ・コーラ ボトラーズジャパン株式会社からは「エメラルドマウンテンブレンド」と「BLACK」が計750本差し入れられた。同社の中部日本地区を担当する関敬介・営業本部長に「ぜひ優勝して『ジョージア』を飲んでいただきたい」と激励された新大関は「ありがたいですね」と感謝。母国と同じブランド名の缶コーヒーを飲み干した。

 栃煌山との三番稽古は五分の星。「まだしっかり(立ち合いで)当たれていない」と前置きした上で、「初日(27日)よりも良かった。しっかりまわしが取れたのもいくつかあった」と手応えを強調した。春日野親方(56=元関脇・栃乃和歌)に右腕の使い方や、膝を曲げた時の姿勢を指導される場面も。「(痛めた)右手首は良くなっている。大丈夫。大丈夫だと思って自分の気持ちを燃やしていくしかないよね」と言い聞かせるように話した。

 この日は約70人のファンが見学。稽古後には写真撮影にも応じ、「全勝優勝してくれよ!」と声をかけられると笑顔で応えていた。

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2018年6月29日のニュース