新大関・栃ノ心、番付を手に笑顔 親方は辛口激励「常に優勝に絡め」

[ 2018年6月25日 11:53 ]

刷り上がったばかりの名古屋場所の番付を手に笑顔の新大関・栃ノ心
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 日本相撲協会は25日、大相撲名古屋場所(7月8日初日、ドルフィンズアリーナ)の新番付を発表した。新大関の栃ノ心は西の2番目についた。大関の誕生は昨年名古屋場所の高安以来で、ジョージア出身では初。新入幕から所要60場所は2代目増位山と並び、最も遅い出世となった。

 愛知県春日井市の同部屋で会見した栃ノ心はこの日午前、新番付を手に「うれしいですね」とニッコリ。同席した師匠の春日野親方(元関脇・栃乃和歌)からは「大関という立場は、常に優勝に絡まないといけない。上を目指せる力士であってほしい。手本となる力士にならないといけない」と、さっそく次々と注文した。

 隣で聞いた栃ノ心は、夏場所後の昇進伝達式で「親方の教えを守り」と口上しているだけに、「親方の言った通りに、優勝を狙いたい」と神妙な面持ちで引き締めていた。

 栃ノ心は5月の夏場所後に母国ジョージアに帰国。大統領とも面談したりと多忙な日々を過ごした。凱旋した故郷では「思っていた以上」という祝福攻めにあったという。来日後は「胸を出したり」と体も動かし始めている新大関は、春場所で痛めた右手首など古傷についても「大丈夫」と力強かった。

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2018年6月25日のニュース