美寿々“藍パワー”で祝福V、「持ってる」地元で通算10勝目

[ 2018年6月25日 05:30 ]

女子ゴルフツアー アース・モンダミン・カップ最終日 ( 2018年6月24日    千葉県 カメリアヒルズCC=6620ヤード、パー72 )

優勝した成田(右)は駆けつけた青木と共にお気に入りの宝塚・花組のポーズを披露する(撮影・西川祐介)
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 成田美寿々(25=オンワードホールディングス)が第2日から首位の座を守り、今季2勝目を挙げた。5バーディー、ボギーなしの67で回り、通算17アンダー、271をマーク。地元・千葉で節目の通算10勝目を手にした。66で回った鈴木愛(24=セールスフォース)が3打差の2位に入り、今季11試合目で獲得賞金1億円を突破。16年のイ・ボミ(29=韓国)の14試合を抜く、史上最速記録となった。

 地元・千葉での10勝目。ウイニングパットを沈めた成田は、両手を上げて喜びを爆発させた。実は初勝利を挙げた12年の富士通レディースも千葉開催。「初勝利と10勝目の節目が千葉で本当にうれしい。自分で言うのもなんですが“持ってる”かな」と声を弾ませた。

 出だしの1番(パー5)で3打目を1・5メートルにつけてバーディー発進すると、5、8番も2メートルに寄せてバーディー。「最後まで攻めの手を緩めずにできた」と、ピンを攻めるショットがさえた。

 コースから車で35分の自宅から通っており、前夜には食卓にカツオが並んだ。「勝つ」にかけて父の俊弘さん(63)が「カツオ!」とギャグを飛ばすと「そうだね〜」と笑みがこぼれた。リラックスして最終日に臨めたことも、優勝への原動力となったようだ。

 宮里藍サントリー・レディースに続く今季2勝目。3日目を終えた成田がSNSで動画をアップすると、19日に結婚した宮里さんから「最終日も頑張って」とコメントが届いていたという。「神様」と呼ぶほど尊敬する先輩への“祝福V”でもあった。

 【勝者のクラブ】▼1W=PXG・0811ドライバー(ロフト角9度、シャフトの長さ47.25インチ、硬さX)▼5W=ロッディオ(18度)▼UT=PXG・0317X(19、22、25度)▼アイアン=同・0311(6〜PW)▼ウエッジ=同・0311(50、56、60)▼パター=タイトリスト・スコッティキャメロンプロトタイプ▼ボール=スリクソン・ZスターXV

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