東海大が3連覇、筑波大に雪辱 エース太田、連続一本決め貢献

[ 2018年6月25日 05:30 ]

柔道全日本学生優勝大会 ( 2018年6月24日    東京・日本武道館 )

男子7人制で3連覇を果たし、ガッツポーズで記念写真に納まる東海大チーム
Photo By 共同

 最終日が行われ、体重無差別の7人制で争う男子は東海大が決勝で筑波大を2―1で退け、3年連続23度目の優勝を果たした。東海大は100キロ超級でエースの太田彪雅(3年)が中堅戦、1―1で迎えた代表戦でともに一本勝ち。3年前に連覇を7で止められた筑波大にリベンジを果たした。

 3年前は2―2で迎えた代表戦に敗れて連覇ストップ。今年も前評判が決して高くはなかった筑波大が決勝に勝ち進み嫌な予感が漂っていたが、しっかりとはね返した。大会前から代表戦に太田を指名していた上水研一朗監督は、「迷いはなかった。(心身とも)強くなったと思う」と称えた。

 中堅戦で23秒で一本勝ちした太田は、代表戦では大将戦からの連戦となった相手主将で81キロ級の佐々木健(4年)を払い腰で一本。「組み手ができたので、最後まで投げきるだけだった」と振り返った。昨秋の全日本学生体重別団体優勝大会ではふがいない試合を重ねたが、当時の精神的な弱さも克服。「(優勝して)思わず泣いてしまった」と話したが「少しは自信が付いた。個人戦でも頑張りたい」と手応えを得ていた。

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2018年6月25日のニュース