No・8姫野 途中出場でトライに「ごっちゃんです」地元で躍動

[ 2018年6月23日 23:46 ]

リポビタンDチャレンジカップ2018第3戦 日本―ジョージア   日本28―0ジョージア ( 2018年6月23日    豊田スタ )

<日本・ジョージア>ジョージアのタックルを蹴散らし、突進する姫野=中央(撮影・吉田 剛) 
Photo By スポニチ

 地元愛知県出身でトップリーグのトヨタ自動車に所属するNo・8姫野和樹が、途中出場からトライを挙げて勝利に貢献した。

 スタンドから姫野コールが起こる中、出番が回ってきたのは後半23分。引き締まった表情でピッチに立つと、その直後に見せ場がやってきた。27分、相手陣に攻め入ると、SO田村(キヤノン)が相手防御ラインの裏にグラバー(ゴロ)キックを転がした。すかさずWTB山田(パナソニック)とともに姫野がチェース。山田のタックルでこぼれたボールを、姫野が拾ってインゴールへタッチダウン。TMO(ビデオ判定)となったがトライは認められ28―0。勝利を決定付けた。

 「ごっちゃん(トライ)です」と振り返った姫野だが、厳しく隙のないキックチェースのたまもの。日本代表デビュー戦となった昨年10月28日の世界選抜戦から先発出場を続けてきただけに、リザーブの今回は「(気持ちが)もやっとした」というが、トライシーン以外でもしっかりと仕事をこなした。

 9日のイタリア第1戦で足首を痛め、その影響もあって16日の同第2戦ではノックオンなどのミスが出た。この日は再び株を上げるパフォーマンスを見せたが「3試合で(自己採点は)50、60点くらいです」と厳しい。日本代表の顔になりつつ23歳のホープが、飽くなき向上心で19年W杯へと突っ走る。

続きを表示

2018年6月23日のニュース