渡辺雄太が76ersのワークアウトに参加 ドラフト直前で最後のアピール 本番は21日

[ 2018年6月19日 16:14 ]

ジョージ・ワシントン大時代の渡辺雄太(右=AP)
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 米ジョージ・ワシントン大を卒業した渡辺雄太(23=2メートル6、98キロ)が18日(日本時間19日)、フィラデルフィアを本拠にしているNBA76ersの「プレドラフト・ワークアウト」に参加。自分の能力と力量を球団幹部に披露したのはネッツ、ウィザーズ、ホークス、サンダー、ペイサーズ、サンズ、ウォリアーズに続いて8チーム目となり、これで21日(日本時間22日)にニューヨークで行われるNBAドラフトまでのワークアウトをすべて終了した。

 同ドラフトではバハマ出身でアリゾナ大のセンター、ディアンドレ・エイトン(19=2メートル16、118キロ)が全体トップでサンズに指名される可能性が大。続く2番目では昨年の欧州選手権で初優勝を飾ったスロベニア代表のルカ・ドンチッチ(19=2メートル1、99キロ)がキングスに指名されると見られている。

 渡辺は球団ごとのワークアウト以外に、イタリアで開催されたNBAのグローバル・キャンプにも参加。ドラフト候補生の体力&技術テストとなる「コンバイン」には足首の負傷で参加できなかったが、その後はスカウトや球団幹部の前で実力をアピールする機会を多数得ていた。とくに2メートル6というサイズで相手のガードからフォワードまでマッチアップできるディフェンスの適応能力は評価されており、ワークアウトに招いたチームがどのような決断をするのかが注目されるところだ。

 NBAのドラフトは2巡目までで指名されるのは世界中で60人のみ。渡辺は1巡目で指名される可能性は少ないと見られているが、2巡目(計30人)ではワークアウトに参加した8チーム中7チーム(ウォリアーズを除く)が計13回分の指名権を保持している。

 50番目(ペイサーズ)からは53番目(サンダー)→56番目(76ers)→57番目(サンダー)→59番目(サンズ)→60番目(76ers)と実力を見てもらった球団の指名がズラリ。とくに76ersは1巡目と2巡目で計6回の指名権を持っているだけに、日本のファンにとってはもっとも注目すべきチームになりそうだ。

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