栄氏、大学職員で残留も? 谷岡学長に聞く一問一答

[ 2018年6月18日 05:30 ]

栄和人氏の監督解任を発表する至学館大・谷岡学長(撮影・会津 智海)
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 谷岡学長は先月24日付で栄氏に減俸の懲戒処分を下していたことを明かした。第三者委員会によるパワハラ認定を受け高校生から出身選手までを対象にヒアリングを実施。「この7年間はそういうことはなかった」としたが、それ以上さかのぼると不適切な言動や組織運営があり、今回の一件による大学側の損害も考慮された。ただし大学としての処分はそこで済んではいただけに、今大会中の軽率な行動が解任に直結したことになる。監督は解任となるが、大学職員としての身分は理事会などに委ねられる。

 【谷岡学長に聞く】

 ――決断の理由。

 「2日目の午後に“友達とお昼ごはんを食べに行った”と聞いたときにこれは駄目だ、これ以上やりようがないと思った。さまざまな形でアドバイスをしてきたつもりだが、こういう大事な時にこんな態度しか取れないのかと」

 ――栄氏の人間性。

 「それでよく社会を渡ってきたねという子供じみた部分と天才的な部分がある。アンバランスの権化。基本的には善人ではあると思うが、今回自分が周りに与えてきた痛み、そのための責任はついぞ理解してもらえなかった」

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2018年6月18日のニュース