さくら、猛チャージ8バーディーで1差2位「ピンチなかった」

[ 2018年6月17日 05:30 ]

米女子ゴルフツアー メイヤー・クラシック第2日 ( 2018年6月15日    ミシガン州 ブライスフィールドCC=6624ヤード、パー72 )

5番でティーショットを放つ横峯さくら
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 10位で出た横峯さくら(32=エプソン)は、8バーディー、ボギーなしの64と爆発。通算12アンダーの132とし、首位の柳簫然(27=韓国)と1打差の2位に浮上した。畑岡奈紗(19=森ビル)は通算4アンダーの47位、野村敏京(25=Q CELLS)は3アンダーの59位となり、ともに後退しながらも予選を通過した。

 2打目を木に当て、この日唯一と言っていいピンチを迎えた最終9番。2メートルのパーパットを沈めると、横峯はガッツポーズで締めくくった。前週のショップライト・クラシック。最終日に日本勢の米ツアー最高となる61をマークして自己最高の2位に入った。その勢いを加速させ、8バーディーの猛チャージ。「ピンチらしいピンチがなかった」と声を弾ませた。

 「飛距離が戻った」というドライバーで流れをつかんだ。15〜17番の3連続を含め前半だけで5バーディー。ショットだけでない。16番は15メートルのイーグルパットがカップまで数センチに迫るナイスパットで楽々とバーディー。17番では絶妙のアプローチでピンまで約60センチにつけ、ギャラリーを沸かせた。グリーンでは、キャディーを務める夫の森川陽太郎氏が「明確に教えてくれる」と読んだラインを信じ、迷いなくプレー。パターのヘッドが手の動きとスムーズに連動し、確実にパットを決めていった。

 米ツアーの賞金シードを持たない今季、序盤は「何が何でも、一つでも上に」と焦りもあった。しかし、前週の好成績で今後は出られる試合が増える見通しとなり「(気持ちが)凄く変わった」とのびのびとプレー。首位とは1差で週末へ。この日も爆発力のあるところを実証し、悲願の米初制覇も狙える位置につけた。それでも「優勝という言葉はまだ早いかな」とはやる気持ちを抑えるように言った。

 ▼47位畑岡奈紗 調子が悪い中での2アンダーだったのでよかった。(2日連続の70)

 ▼59位野村敏京 パー5(5番)で行ったり来たりしてダブルボギー。でも残りホールが多かったので頑張った。(72と伸ばせず)

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