リオ金の登坂絵莉は準決勝敗退「周りの期待と実力にギャップがある」

[ 2018年6月17日 14:05 ]

<全日本選抜レスリング選手権>50キロ女子フリースタイル準決勝、入江に敗れた登坂(左)(撮影・会津 智海)
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 レスリングの全日本選抜選手権最終日は17日、東京・駒沢体育館で行われ、女子50キロ級ではリオ五輪48キロ級金メダルの登坂絵莉(24=東新住建)が準決勝で昨年の全日本選手権覇者の入江ゆき(25=自衛隊)に2―6で敗れた。「周りの期待と今の自分の実力にギャップがある。周りは結局は勝つと思ってくれているが、私の実力がまだ追いついてない」と悔し涙を見せた。

 1―0とリードしていた第1ピリオド途中でタックルに入ったものの、入江にバックに回られて失点。さらにローリングを食らって1―4とリードを広げられた。「あそこが勝負の決め手だった」と焦りも生じて追い上げられなかった。昨年12月の全日本選手権を左足のケガで途中棄権。1月には左足首の内視鏡手術を受け、今大会での復活、そして逆転での世界選手権代表入りを目指してきたが叶わなかった。昨年の世界選手権女王の須崎優衣(早大)も含めて群雄割拠の最軽量級。「厳しい階級だし(東京五輪では)出た人が金メダルを獲ると思う。気持ちを入れて向かっていきたい」と反攻を誓った。

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2018年6月17日のニュース