新大関・栃ノ心、“前代未聞”の口上に込めた思い語る「私の気持ち入れたいから」

[ 2018年6月8日 12:00 ]

笑顔を見せる栃ノ心(右)と師匠の春日野親方(C)TBS
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 5月30日に大関に昇進したジョージア出身の栃ノ心(30=春日野部屋)が9日放送のTBS「バース・デイ」(土曜後5・00)に出演。初場所での初優勝に始まった快進撃の舞台裏が明かされる。

 師匠・春日野親方(元関脇・栃乃和歌)とともに12年間、二人三脚で歩み、親子のような関係を築いてきた栃ノ心。17歳で、言葉も分からない異国の地にやってきたが「親方とか、弟子たちから言われてても、何言われてるか全然分からなかった」という。

 親方の献身的なサポートもあり、順調に出世を重ねた栃ノ心だったが2013年の名古屋場所で右ひざの前十字靭帯の大けがを負う。復帰まで8カ月かかり、番付は幕下55枚目まで下がった。それでも、37歳まで現役を続けた師匠の励ましに応えて、再び幕内に返り咲いた。

 勢いは止まらず、今年の初場所で平幕ながら初優勝。さらに夏場所でも13勝2敗の好成績を残し、満場一致で大関昇進が決まった。「親方が、本当に、あと10年相撲とらないとダメだよって言われたので。親方…大きいですね、やっぱり」と師匠への感謝を語る栃ノ心は昇進伝達式で“前代未聞”の口上を述べた。「私の気持ち入れたいから」――。師弟愛にあふれた口上が生まれた理由を語る。

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2018年6月8日のニュース