女子レスリング伊調馨 12月の日本選手権で復帰か?松浪日体大理事長が示唆

[ 2018年6月6日 16:37 ]

レスリング女子の伊調馨
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 パワハラ問題などで渦中にあった女子レスリングの伊調馨選手(33)について6日、フジテレビ「グッディ」(月〜金曜後1時45分)では松浪健四郎日本レスリング協会副会長(日本体育大学理事長)が北海道で行った講演の様子を取材。「この4月から日体大で練習を再開している。今の調子なら12月の日本選手権から出れるんじゃないか」と久々の実践復帰を示唆した。

 伊調は16年リオ五輪で女子初の五輪4連覇を達成したが、東京五輪挑戦については態度を保留してきた。リオ後に練習拠点を失ったことなどから、伊調を指導していた田南部力コーチらの告発でパワハラ問題が勃発。日本協会の栄和人氏が強化本部長を辞任する事態となった。伊調は騒動の間も沈黙を続け、現役続行についてはいまだに明言していない。勝村氏も「試合復帰についてはまだ聞いていない」としていた。

 だが、松浪氏は日本選手権出場が5連覇を狙う五輪への選手選考への第一歩となるのではとし、日体大を拠点とすることの良い点として、全日本レベルの選手が在籍していることと、女子専用マットスペースがあるなど練習環境が整っている点を挙げた。さらに田南部コーチの娘が今春から日体大に入学、伊調とともに東京五輪を目指している、と紹介した。

 伊調は所属するALSOKへの出勤前、仕事終わりに汗を流しており、子供たちへの指導にも意欲的に取り組んでいる。

 安藤優子キャスターも「精神論はもううんざりしているでしょうから…理想的な指導ができると思いますよ」と今後の伊調選手の活躍に期待していた。

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2018年6月6日のニュース