栃ノ心 大関のイメージは「大変」 口上はシンプルに

[ 2018年5月28日 11:37 ]

春日野部屋で会見する栃ノ心(左)と春日野親方
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 大相撲夏場所で13勝を挙げ、大関昇進を確実にしている関脇・栃ノ心(30=春日野部屋)が千秋楽から一夜明けた28日、都内の同部屋で会見した。

 緊張気味に師匠・春日野親方(元関脇・栃乃和歌)とともに会見の席に着いた栃ノ心は「(初日から)10連勝して、優勝できるかな、と思ったけど…。三賞たくさんもらえましたし、よかった」と夏場所を振り返った。大関のイメージを聞かれるとは「ほんとに大変。うれしいけど大変」と“大変”を連発し、早くも責任感をにじませた。

 30日の伝達式で述べる口上については「考えていないです。(師匠と)相談します」と春日野親方の方を向いた。師匠は「栃ノ心の信条を入れたい。できるだけシンプルに。言葉がちょっと」と苦笑いで口上の青写真を描いていた。

 「大関・栃ノ心」は30日に開かれる臨時理事会で正式に決定し、同日に昇進を伝える使者を迎える「伝達式」が行われる。

 栃ノ心は初場所で14勝1敗の成績で初優勝。春場所で10勝、夏場所で13勝を挙げた。春日野部屋からの大関誕生は栃光、栃ノ海以来56年ぶりとなる。 

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