逸ノ城「久しぶりに大歓声をもらってうれしい」白鵬の逆転優勝阻む

[ 2018年5月26日 19:55 ]

大相撲夏場所14日目 ( 2018年5月26日    両国国技館 )

<夏場所14日目>逸ノ城(右)に上手投げで敗れた白鵬(撮影・郡司 修)
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 関脇・逸ノ城(25=湊部屋)が、横綱・白鵬(33=宮城野部屋)を優勝戦線から引きずり下ろした。立ち合いで前に出て相手の左前ミツを切ると左の上手を取って圧倒。最後は「横綱の体が低かったので」と上手投げで転がした。

 夏場所前に時津風部屋で行われた合同稽古では、白鵬に4勝2敗。持ち前の重い寄りと前への出足に自信をつけて臨んでいた。「立ち合いは自分のいつもの形で行けたし、左の上手を取れたのが何より良かった」と充実の表情で振り返った。

 結びの一番で見せた“らしさ”あふれる取り口。座布団が乱れ飛んだ。「久しぶりに大歓声をもらってうれしい」。連勝と連敗を繰り返し、ようやくたどり着いた8勝目は特別な白星となった。

 力士の敢闘精神を携帯電話投票で評価するアンケートでは103点を集めてトップに輝いた。「今日の相撲は良かったと思います」。久々に逸ノ城スマイルも飛び出した。千秋楽は小結・御嶽海(25=出羽海部屋)と9勝目を懸けて対戦する。

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2018年5月26日のニュース