納谷 納得の白星締め ライバル豊昇龍Vには「別に。おめでとうという感じ」

[ 2018年5月26日 13:08 ]

大相撲夏場所14日目 ( 2018年5月26日    両国国技館 )

<夏場所14日目>天一(右)を押し出しで破る納谷(撮影・郡司 修)
Photo By スポニチ

 元横綱・大鵬の孫で東序二段11枚目の納谷(18=大嶽部屋)が西4枚目の天一を押し出し、6勝1敗で終えた。最初の立ち合いで突っかけられ、2度目の立ち合いも相手が先に立つ形となった。それでも押し込まれることはなかった。「しっかり前に出られてよかった」と危なげなく退けた。

 11日目の6番相撲で三段目の佐藤山にプロ初黒星を喫し、序ノ口デビューの春場所からの連勝は12で止まった。中2日の7番相撲までは「体を動かしながら、ぶつかり稽古などで調子を上げるようにした」という。佐藤山戦は脇の甘さが敗因だっただけに、同じ轍は踏まなかった。「脇が甘くなることなく、形はすごくよかった」と満足できる内容となった。

 今場所を通しては「最初は良かったが、気が抜けたように調子がどんどん下がってしまった」と振り返った。「調子が上がらないと雑になってしまった。丁寧にというか、自分の形で取ることが大事。場所中でもしっかり上げていけるようにしたい」と課題を口にした。

 今年初場所初土俵の同期で、元横綱・朝青龍のおいである豊昇龍が序二段優勝を飾った。ライバルについて聞かれると「別に。おめでとうという感じ」と素っ気なく祝福した。

 来場所は三段目に番付を上げるのは確実。「いい状態で場所に臨めるようにしたい。1番でも多く勝てるようにして、幕下に上がれる位置にいたら、しっかり上がれるようにしたい」と目標を語った。

続きを表示

2018年5月26日のニュース